トンソクくんが思い出横丁の皆さんの思い出を集めて紹介するプログ


by トンソクくん
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思い出横丁 カブト

思い出横丁のほぼ中心にあるカブト、串焼きの鰻は、思い出横丁の中で異彩を放っています。串焼きの鰻、フルコースにビール一本これがまあ基本ですね。

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この絵の中では電球が明るすぎてあまりよく分りませんが、なんと言っても、店の象徴といえるのは、油とすすで原型も分らなくなっている電気の傘ですね。なんでも、近くが火事になったときにも、これだけは持ち出されたそうです。結局二階部分が少し焼けただけて火事は収ったとのお話しでした。JR側の並びの「ばんしゃくや」さんはその火事で半分までが燃えてしまったとのことでしたから、カブトさんは運が良かったですね。

カブトさんは四つ筋にあるのですが、道は少しずれているので、カブトさんの短い方のカウンターに座っていると、そこが仲通の突き当たりになってるので、通りのようすがよく見えるのです。

ご主人の話では、昔はもう人が沢山で歩けないほどだったそうです。けんかもその辺でしょっちゅうあったし、店もぎゅうぎゅう詰めになっていて、店の中では今は亡くなられた女将さんが、客の交通整理をしていたようです。

私の大学の古い先生の話では、女将さんの方が怖くて、満員になるといつも適当に返されていたそうです。

思い出横丁では、話の上手いご主人はあまり多くないのですが、カブトのご主人は、私が知る中で一番素敵です。話のテンポが江戸っ子っぽくて、リズムがとても良いのです。私のつまらない質問にも明るく答えてくれますし、鰻の味に加えて、とても楽しくなります。

話が長くなりました、今日はいや今年はこの辺で終わりにします。

カブト (うなぎ / 新宿西口、新宿、西武新宿)


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by akasao | 2008-12-31 17:06 | 思い出横丁のお店 水彩画
橋本健二さんの「居酒屋ほろ酔い考現学」は面白いし、居酒屋の本の中にあってはとても内容の濃い本だと思います。全体の構成としては、橋本さんが色々なデータを元に論じる格差社会を、実際に橋本さんが考現学的に観察した居酒屋の現状から検証していると言うスタイルになっています。

橋本さん自身が考現学的手法によって集めた居酒屋のデータがより直接的に「居酒屋から見る格差社会の話し」に関係していると考現学の見直しとしてはより面白いのではと思いましたが、網羅的に居酒屋を調査することもできませんし、読者からしたらそれは面白くないものになってしまうのでしょうね。

ピックアップされた居酒屋の値段や服装から橋本さんの論旨に納得するぐらいが、丁度良い落としどころだったのだと思います。橋本さんのブログによると、服装から客の社会的構成を読み解くという手法は、森下賢一さんの居酒屋礼賛から着想したとのことでした。

この本を読んで、「やきとり」について勉強になりましたが、あらためて考現学的手法にスポットを当てた点は私にとって刺激になりました。芸大でデザインを学んだ今和次郎が始めた考現学は、デザインを教えている私には前から気になる存在だったのです。

橋本さんの本を読んで、私のコミュニティアート作品としての街並み絵巻や、居酒屋を描いたハイブリッド水彩などは、考現学として活用することもできるのではないかと気付かされました。かといって、学問的に私が展開できるかどうかは別の話ではありますが・・・。

今和次郎が絵を使ってどのように記録したかは、工学院大学の今和次郎コレクションが参考になります。ここはサイトも充実しており、夫婦所有全品調査の図解も見ることができます。

この図を見ると、ものの配置やそれがどのようなものかまで網羅的に記述されていることが分ります。目的が違うので当たり前ですが、実際それがどのように使われていたかなどの雰囲気までは伝わりません。それぞれのものがどのような雰囲気の中で使われ、それによって人々がどのようにコミュニケーションをしていたかにスポットを当ててみたら、面白いのではないかと思いました。

「居酒屋にある色々なものがコミュニケーションにどのように使われているかという視点で観察し直してみたい」、これは、私がコミュニケーションデザインを大学で教え、コミュニティアートを作品作りとして行なっているからですが、居酒屋は 浜田信郎さんも「ひとり呑み」の中で「このジャンル(人好きのこと)のお客さんはとても多いように思います。人との会話は最大の肴とも言いますもんね」と述べているように、居酒屋といえばコミュニケーションですから、居酒屋でコミュニケーションを研究するというのは良いテーマではないでしょうか。

そのようなわけで、例として、思い出横丁のらくがきというお店について記事を書いてみました。ここでは、ハイブリッド水彩で描いた絵とその絵にまつわる品々を記述しました。この様に書いてみると、これはなかなか有効な手段に思えます。

わざわざ写真でなく、絵で描くことの大きな利点は、雰囲気を壊さずに、お店の中をお客さんも含めて紹介できる。ということが挙げられます。肖像権などの問題は面倒ですからね。また、強調したいところや省略したいところも思いのままになります。

機会があれば、このように、ハイブリッド水彩と文章で思い出横丁の居酒屋のコミュニケーションをレポートしていこうと思います。
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by akasao | 2008-12-29 10:30 | その他色々
らくがきさん の 熊手を描くと言いましたが、何故か気が変わって、お兄さんを描いていまいました。

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コミュニケーションのネタはこちらにもたくさんあります。まず招き猫の団扇です。でかくて赤いはずですが、実物はかなり煙に燻されて黒くなっています。絵ではかなり赤く描いてますけどね。でも、この団扇の由来を聞いてこなかったので、今度聞いてきましょう。

それから、こちらでシークワーサーハイを頼むと、金宮焼酎が使われるのですが、その瓶が二本下の段の棚左脇に並んでいます。ブルー地に金色が目印です。実は、この横丁では金宮焼酎は定番です。新しい店のトロ箱の大きな看板も金宮焼酎です。私の右隣に座っていた女性は、金宮焼酎が好きで家にも買ってあると言ってました。上の棚の左から三番目は大自然林というお酒ですが、これは私の左側に座っている方が頼まれてました。今度飲んでみましょう。

窓の向こうに見えるのは、辰乃屋という焼鳥屋さんです。寿司辰さんで、焼鳥を頼むお客さんがいるのですが、実は、ここのお店から、焼鳥がやってきます。その寿司辰さんはこのらくがきさんのお隣です。

話は変わりますが、らくがき さんで ぎんなん を頼むと、その場で割って、焼いて出してくれます。もうそろそろ時期ではなくなりますが、これはお勧めです。初めから串に刺さっているのを買ってきて焼いているところがありますが、あれは、美味しくないですよね。

第二宝来家さんは、金子さんが取ってきたものを串に刺して焼いてくれてます。こちらも美味です。

笠尾
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by akasao | 2008-12-27 09:36 | 思い出横丁のお店 水彩画
月曜日ですが、思い出横丁のらくがきで始めに飲みました。ここの売りは、なんといってフレンドリーな雰囲気です。それから、入り口にアルミの引き戸があるので寒くない。そんなわけで女の子が多いのかも・・・。というか、ひろみちお兄さんの弟さんのお店だからというのも大きいですよね。なんでも、弟さんも明日から園児を連れてスキーに行くとかで、居酒屋という商売とのギャップに驚きます。

女の子は、二人ぐらいのグループで来ていることが多いようです。中年以上の方は一人のお客さんが多い様ですね。このお店に入ったのは初めてですが、どこを絵にするかを考えながら、いつもお店を覗いて歩いているので、大きくははずれてないと思います。

ひろみちおにいさんで有名ですが、このフレンドリーな感覚は思い出横丁にはというか居酒屋にはちょっと不思議だけど、良い感じです。

フレンドリーな雰囲気で若者に受けているのは、チェーン展開しているJR沿いの「トロ函」です。余談ですが、この「トロ函」、私にこの店の場所を訪ねる人が「トロカンどこ?」って聞くのですが、この店の愛称って「トロカン」なのでしょうか?それとも単に間違えているだけ? もし誰か知っていたら教えて下さい。

話がそれましたが、トロ函は「明るくて快活」ですが、ふんわり優しいところはないですよね。でも、このらくがきにはやさしさと癒しがあります。主に、やさしさと癒し担当はお兄さんです。ママは美人でもちろん優しいですが、やっぱりママとしてしっかりしている感じがします。

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実際はもっと美人なのですが、はがきサイズに顔を描くのはチョー難しいのです。今までも、お見せした後にみなさんが「私こんなに老けてないわよね」と言っていたなどの情報が入ってくるたび、申し訳ないと思うのですが、ひとえにはがきサイズに描いているという事が問題なのです、たぶん。

絵の中で、ママの横にぶら下がっているものに注目してください。

店の中から、面白いものを見つけるのも半分仕事なのですが、ここにあるのは、弘道お兄さんのポスターだけではありません。

この天井からぶら下がっている蓑虫のようなものがまさにそれです。これ「5月ぐらいになると、秩父の田舎から送られてくる焼き魚がたくさんこれに刺さるんですよ」ということで、これには名前も付いていて、弁慶と言うそうです。弓矢が刺さって立ち往生した弁慶になぞらえているそうです。是非、五月には飲み見に来てください。

魚は原の赤いはやなので、彩りもとてもきれいになるそうです。弁慶については、いろり本舗さんに写真入りで説明が出ています。

それはそうと、話を居酒屋の雰囲気戻しましょう。私の場合、居酒屋は飲み食いというよりは、話をしに来るところなので、どうしても、雰囲気は大切になります。その雰囲気は当然店の内装にも出てくるのです。そこの店主が客の話をあまり聞きたくないと思っている店は、大変シンプルな作りです。そして、そのような店の客連れ合いと話をするか一人で飲み続けている客が多いものです。

らくがきは、この「弁慶」だけではありません。店の奥には、酉の市の熊手も飾ってあります。この熊手、次回のらくがきの記事には、絵を描きたいと思います。

笠尾
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by akasao | 2008-12-24 12:07 | 思い出横丁のお店 水彩画
思い出横丁で、いつも込んでいる店と言ったら、ささもとさんです。また、ご主人の話が面白いですしね。たとえば、私が始めていったときの会話。

私が「お手ふき頂戴よ」とたのむと、
初めての人には、お手ふきは出さないんですよとのこと。
「いやーこれ汚いからさ、絞ってある形のまま使ってよね。顔と拭いちゃだめたよ」
と言われて、周りを見ると確かにみんな絞られた形のまま使っている。

妙に納得して、私もそのまま指先だけを拭して使うことにした。ホントにどうしょもなく汚いわけでもないようなのだけど、どうも、すごい色ではある。

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丁度、フランス人がカップルで入ってきた。串に刺さったものを指さしながら注文できるように、自分の近くにスペースを作って座らせていた。カブトの親父さんも鰻をいろんな言葉で話すことが出来たが、ささもとさんでも、基本的なものはフランス語の単語で紹介していた。このフランス人は、ガイドブックを私たちに見せて、フランスのガイドブックにも出ているから来たんだよと言いたいようであった。

この店が出ていたのか、思い出横丁が出ていたのかは忘れてしまった。以前もアメリカのガイドブックに紹介されていたのを見たが、それには「shonben-yokocho」と書かれていた。ここの振興組合の人が見ないと良いのだが・・・。

やきとりというかもつは、大きな鍋(絵では手前の丸いやつですな。しかも味噌味になっている)で煮込んでから、焼く。この料理の仕方が独特で、これを目当てに人が集まってきている。実際不思議にうまい。私の場合何でうまいかなんて解説できないので、これで許して欲しい。

ここはお客さんが多いので、炭火も豪勢に燃えさかっている。何が食べれるかはメニューがないので、周りの人が頼んでいるのを見て頼むしかない。

まあ、入るといきなり、持つ焼き二本は自動的に出てくるので、これはお通し代わり。

ここが本店で銀座2もお店があるそうだ。
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by akasao | 2008-12-20 19:39 | 思い出横丁のお店 水彩画
以前思い出横丁ひさごの女将さんは昭和20年から。 という記事を書きましたが、その時、写させてもらった写真から、制作したハイブリッド水彩の絵をご紹介します。

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なんともシンプルなやきとりやさんです。シンプルでも私にとっては女将さん自身の話を聞かせてもらうことで十分楽しいのですか、一般のお客さんにはこのシンプルさはアピールしにくいようです。せっかく昭和20年から現役の女将さんなのですから、そこのところをなんとかアピールして欲しいなと思います。このブログでもできれば、盛り上げていきたいと思っています。
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by akasao | 2008-12-12 10:40 | 思い出横丁のお店 水彩画
昨日に続いて串衛門さん。
今日はオバケーションのオバケのリアルな拠点作りに向けたミーティングなどで遅くなってしまったが、9時にはお店に着いた。お店を覗くと昨日別れ際にお話した社長さんもいらした。
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今日はレモンサワーにお通しに、とんびの串揚げ2本。これで、1150円。思い出横丁では、私の場合は雰囲気と会話を楽しむのがメインになる。仕事と家の間に思い出横丁が挟まるというのは色々な意味でストレスの解消になるというのを最近実感している。みんなが1150円では店は困ると思うが、1150円で別の世界に入れるというのは実に安いと思う。

もちろん、思い出横丁の楽しみ方は色々あると思うが、私は、ここに来たら来ただけで、非日常を感じる事が出来るところにあるとおもう。その非日常がお店毎に違うのが魅力だ。このブログでも、お店ごとの非日常を記録していきたいと思っている。

串衛門さんはお店の雰囲気はどちらかというと常連さんが作り出している。その常連さんがオープンなので、私も初めてでもその雰囲気に自然に馴染んでしまえる。
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by akasao | 2008-12-11 10:03 | 思い出横丁のお店 水彩画

思い出横丁 串衛門

串衛門さんにお邪魔した。今日は雨なので、一人ぐらいならどこでも入れそうだった。雨は雨で良いこともある。仲通がアーケードにならないのは、焼鳥を焼くので火事が怖いから消防署から許可が下りないとのことだ。アーケードなんかになると、店の個性が出なくなるからやめた方がよい。私は街並みにうるさいが、アーケードになっている商店街は画一的に見えて良くない。少なくても絵にはならない。

椅子に座ると、みんな入り口の上の方を見ていたので、そちらを見ると液晶テレビで本当は怖い過程の医学をやっていた。

思い出横丁の仲通はどこもスペースがないのでテレビを於いてあるところは少ない。以前裏口からトイレに行く道に繋がっている五十鈴さんの話をしたが、串衛門さんは裏口を出るとそのままトイレに入れる。言ってみれば、公衆トイレが我が家のトイレという絶好のポジション。長いすも表面がちょっと畳のようになっている。というわけで、串衛門さんの3つの特徴を紹介した。

このお店の真向かいは、ひなどりさんで、中国人の女の子が呼び込みをしている。そちらでは、外国の人が飲んでいる。ひさごさんもいわれていたけど、外国からの人は外国の人が働いている店に良くはいるようだ。

外国人でなくても、若い女の子に声を掛けられればその店に入りがちになるのは人情というもの。さて、また、お客さんが来たので、帰り際に隣に座っていらしたどこぞの社長さんと「ではまた明日」と挨拶をして、第二宝来家さんに向かった。

生ビール500円。レモンサワーは400円。
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by akasao | 2008-12-10 01:33 | 思い出横丁のお店 水彩画
寿司辰さんは技のあるおすし屋さんです。一手間掛けた、お寿司が魅力です。
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寿司辰さんで驚くのは、常連さんが入って来るなり、焼鳥を頼んだりすることです。もちろん、焼鳥は、近くのお店から来るのですけどね。
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by akasao | 2008-12-09 00:18 | 思い出横丁のお店 水彩画
思い出横丁の五十鈴さんで、飲んだ。このお店は、この横丁の人からもお勧めと言われるところなんですね。

面白いのは、カウンターがいっぱいだと、二階に上がる階段までのアクセスがなくなるため、裏口から人が入ってくること。思い出横丁の地図を見ると、トイレの並びには実は道があるのです。ほとんど、獣道?なのだがとにかくなんとか通れる。肝試しにもなるかな。

階段近くの一回の席に座ると、トイレに行くには、やはり裏から出ることになります。しかし、一度出てしまうと、店がどこかすぐに分らなくなってしまう。私も、トイレに行った帰りは、見事に行きすぎてしまいました。逆に、何回か隣の店に行くはずの客が入ってきたりとかもあります。

また、ここで人と出くわすと、行き違うのに苦労します。そして、お互い何故か何となく気まずい顔をしてすれ違うことになります。

話は変わりますが、学生や皆さんから、「思い出横丁からアートする」について書いてくれているサイトの情報を頂いて、そのサイトから、このアートイベントを見直そうとしています。

その中で、たまたま、学生が「居酒屋ほろ酔い考現学」を著わした橋本健二さんのブログに出会い私に教えてくれました。かなり昔に、酒場の社会学という本を読んで、濃い人間関係の舞台になる居酒屋は面白いところなのだなーと思っていたことを思い出し、内容的には関係ないと思いますが、さっそく橋本さんの本も注文しました。

ブログの中で橋本さんが「もつ焼 ウッチャン」の記事で私の活動に一言触れてくれているのもうれしいですね。

私は、居酒屋に関して素人なので、読んでいると勉強になります。

そうそう。五十鈴さんはお新香も美味しいんです。

笠尾
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by akasao | 2008-12-07 00:38 | 思い出横丁のお店 水彩画