トンソクくんが思い出横丁の皆さんの思い出を集めて紹介するプログ


by トンソクくん
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図解のはやり

今世の中には 図解○○ ○○図解 と言う本が数年前からすごく増え、そのまま続いている。実際、視覚的に理解したり、説明することは効率が良く、必要なことなので人気があるのだと思う。

しかし、どの図解本の中に書かれている図解を見ても、論理構造が文章よりは分かりやすくなっていることは確かなのだけど、その図から何かを感じられる部分があるかというとそれについては、どれもおしなべて貧弱である。もちろんこれは、お金がないと言うことも一因である。一つ一つの図解にデザイナーに真剣にデザインさせるお金はあるわけがない。しかし、もし、あったらできるのかというと、やはりできないと思う。もちろんきれいに上下を合わせたり、間隔を取ったり、装飾を入れることもできるでしょう。しかし、それは本当の意味でのデザインではない。

私が言うデザインとは、論理的な内容であっても、それを伝える際には、頭で理解させるだけでなく、それを感覚的に感じさせる工夫を盛り込む行為、もしくは盛り込まれた結果の作品のことである。

このような分野こそ、デザイン(今の言葉で言うと情報デザインかもしれないけど)の学生が積極的に取り組むと面白いことがたくさんできると思っている。グラフや表についてはかなり色々なデザイン理論が作り出されているが、この分野は未開発である。ただ、時代の要請とは裏腹に、学生はより、感覚的なものを求める傾向に変わってきているのが心配だ。このようなことに興味を持つ学生が増えてくれることを祈るばかりである。

まあ、祈るだけでは仕方がないので、エッセンスの少しは学生に疎まれながらも講義に入れていかねばいけないと考えている。昨日話した絵本素材の講義の内容の一つにするつもりである。ただ、興味を持ちにくい内容を教えて、それで、学生の満足度を高めるのは至難の業である。初めからイラストの話等なら、喜んで聞いてくれるのですけどね。

もしも、このような分野にこの記事を読まれているあなたが感心をお持ちでしたら、まずは情報交換からしませんか。
また、大学院でのようなことを研究したいという学生がいましたら私は歓迎致します。

笠尾  世の中の流れの渦にあらがうのは大変。
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by akasao | 2005-09-04 06:44 | その他色々